今月号も100年企業さんのご紹介です。今月は、旧道(日光街道)・神明一丁
目信号の側に在ります【よろずキッチン恵登屋】さんをご紹介致します。
よろずキッチン恵登屋は、旧道(日光街道)が開通したばかりの江戸の時代、
糸を商う『糸屋』さんを開いた事から恵登屋さんのご商売が始ったそうです。
ちなみに「恵登屋」は糸屋が訛り「恵登屋」となったそうですよ。
その後、質屋業を営みますが、草加の大火で質蔵が燃えてしまい質屋業は廃業。
困り果て、成田山新勝寺にお詣りをしたその帰り道に繁昌していた「飲ませ酒屋」
を見掛け、草加の地で同じ事をやってみよう!と思った四代前のご先祖様が「飲
ませ酒屋」を開業したそうです。
そして昭和の初め前後になると、お店の後ろに醤油工場を建て、昭和34.5年ま
で【最巨(モクスイ)】という醤油を作っていましたが、その間も酒類販売業は
営んでいた恵登屋さん。醤油工場を閉めてからはお酒の卸と小売りをする地域の
酒屋さんとして営業してきました。
その後時代の流れとモノの発想も代わり、現在では個人・グループによるお店が
即開店出来るレンタルスペース『よろずキッチン恵登屋』として産まれ代わりま
した。
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